糖尿病の症状と治療

糖尿病の食事療法その2

 

例えば、体重が60キロの方であれば、1800キロカロリーとなりますので、それを目安に食事を取るようにします。その人にとっての必要カロリーが決まれば、80キロカロリー1単位とした計算も出来ます。

 

 

糖尿病患者の方が、治療方法として、食事療法をするのなら、また、糖尿病を予防したいのなら、この必要カロリーを単位に換算する方法を使っても良いでしょう。1600キロカロリーの人なら、20単位ということになり、食品をそれだけ当てはめて考えればよいのです。なぜながら、私たちの身の回りの食品は、カロリーが80で割り切れる食べ物が多いためです。

 

 

そこで、カロリーで言い表すよりも、簡単に単位の数字で言い表した方が覚えやすいし、計算しやすいためです。ご飯1杯は2単位であり、卵は1個あたり1単位、それから、バナナ1本は1単位と言う感じで覚えることができます。計算が面倒な方はこのような単位で数える方法を使ってみると、糖尿病の食事療法に役立つと思います。

 

 

糖尿病の治療方法として知られている、食事療法ですが、これについて誤解している方が多いポイントがあります。それは、糖尿病の治療のために食べてよいもの、食べてはいけないものがあると誤解していることです。糖尿病に良いと言われている食品をたくさん食べたり、そればかり食べたり、糖尿病に悪いと言われているものを避けたり、食べなかったり、このようなことが糖尿病の食事療法だと誤解している方がいらっしゃいます。