糖尿病の症状と治療

糖尿病の食事療法その3

 

アルコール類も、糖尿病に悪いと思っている方がいますが、ビール1本は、だいたいご飯1杯分のカロリーです。日本酒1合も、だいたいご飯1杯のカロリーなので、それを考えてみれば、アルコール類は好きなものを適量に飲んでも大丈夫でしょう。摂取カロリーさえクリアしていれば、すべて、それらをアルコールでまかなうということはNGですが、食事に取り入れることも可能です。

 

 

体に良いというものでも、量が多すぎれば体に悪いものになります。何より、糖尿病の食事療法は、長く続けなければなりません。中には、一生、続けなければならない治療方法になっている方もいらっしゃいます。

 

 

例えば、アルコールはダメだと、制限し過ぎて無理をすると、ストレスがたまってしまいます。偏食にならないように、栄養バランスに気をつけ、摂取カロリーに気をつければ、糖尿病の治療中であっても、好きなものも食べることが出来るのです。

 

 

それまで、好きなように、好きなだけ食べてきた人は、糖尿病の治療を開始すると、すぐに減食療法をしなければならなくなります。糖尿病の食事療法では、最初、標準体重にするまで減食療法が行われ、その後、維持食事と続きます。

 

 

糖尿病の治療には、患者を標準体重まで戻すことが、とても有効なので、減食療法は避けられないものです。ですが、どうしても、治療を開始したはじめのうちは、量が食べたりないでしょう。常に、空腹感が激しくあるかもしれません。言ってみれば、糖尿病の治療と、ダイエットは同じことをしているので、そのつらさも想像がつくと思います。