糖尿病の症状と治療

糖尿病と食事その2

 

体に良いものばかりなら、沢山の量を食べてもよいのかと言えば、そうではないのです。「食べ過ぎずに適切な量を食べる」ということは、血中の糖分のバランスがちょうど良くなります。ですから、血糖値が気になっている方、糖尿病を治療している方にとって、毎回の食事で気をつけなければならないことは、「食べ過ぎずに適切な量を守る」ということです。

 

 

 

それから、1日3食をきちんと食べることは、実は糖尿病患者にとって、とても大切なことなのです。これは健康な生活をしている方にとって、当たり前のことでしょうが、糖尿病を治療中の方は、食事を1回、抜いてしまうと、次に食べる際に、血糖値が急激に上がってしまいます。ですから、食事を抜くことは、糖尿病を悪化させてしまう原因となっています。

 

 

食事を抜くこともダメですが、食事と食事の間隔が、ひどく開きすぎてしまうと、肥満に繋がります。食事の時間が開きすぎると、当たり前の話ですが、体が空腹状態になります。空腹状態の体に、いきなり食べ物を入れると、体はどうなるでしょうか。

 

 

体は、次の食事まで、また間隔が開くと思い、それまでにエネルギーをたくさん蓄えようとします。結果、食事の量はたいしたことがなくても、より多くのエネルギーを蓄え、皮下脂肪がつき、やがて、肥満となります。

 

 

仕事の関係で、お昼ご飯が夕方になったり、夕食が夜中になったりする方もいらっしゃいますが、不規則な時間に食べることは、このように体がエネルギーを溜め込みやすくなり、肥満に繋がるのです。