糖尿病の症状と治療

糖尿病と最新治療法その1

 

糖尿病は日本人に多く見られる疾患で、生活習慣病が引き起こす病気です。日本は生活習慣の欧米化が原因となって、肥満や成人病になる人が増え、さらには、糖尿病患者が増え続けています。みなさんの周囲にも、糖尿病を治療中の方がひとりやふたり、いらっしゃるでしょうね。

 

 

健康な方の場合は、血液中にあるブドウ糖は、すい臓から分泌されている、ホルモンである、インスリンの作用によって、肝臓や筋肉に取り込まれています。インスリンが正しく作用することで、いつも血液の中のブドウ糖は、一定の範囲の量に保たれています。ですが、インスリンの分泌が減ってしまったり、作用が低下したりすると、血液の中では、血糖値の高い状態が継続してしまうようになります。これが糖尿病です。

 

 

糖尿病は、中高年だけでなく、広い年代層で増えている病気です。現在は、子どもであっても、大人と同じような糖尿病患者が増えているので、早期に発見して、適切な対処、治療をしなければなりません。また、親が糖尿病の場合、子供も同じく糖尿病を発症する人が多く、遺伝も関係しているといわれています。ですから、症状が出ないうちで、自覚症状がなくても、定期的な検診で発見していかなければなりません。

 

 

それから、妊娠している方は、一時的に糖尿病状態になることもあります。そのまま放置してしまうと、おなかのなかの胎児にも、当然、悪い影響が出てくるため、早く糖尿病を見つけて、正しく対処することが大切です。